鯖を読んでる転校生=社長!?
実を言うと、あたしはちょっと男の子が苦手。

好きな子とかはいたことあるんだけど、付き合った事は一回もないんだよね。

がり勉なんて、苦手中の苦手。

挨拶をされたので返事をしたものの、心の中ではため息をついていた。

「結輪、転校生の隣って・・プッ」

佑希と玲奈が笑いながら近づいてくる。

「笑うとこじゃない~」

「ごめんごめん」

もう、佑希はいつもからかってくるんだから。

あたしは少しむくれた。

授業中。

国語。

あたしはいつものように夢の中。

「おぃ杉谷、起きろ」

誰?先生?

あたしは周りを見た。

でも先生は普通に授業をしていた。

ん?




< 3 / 229 >

この作品をシェア

pagetop