鯖を読んでる転校生=社長!?
ほんとにあたしはこれでいいの?

ってか多分抵抗しても連れて行かれるだろぅけど・・・。

「お疲れ様でしたぁ~」

「お疲れ様ぁ」

あたしは帰り道をなるべくゆっくり歩いた。

「はぁ」

今日何度目かわからないため息。

このまま明日にならないでほしい。

時間さん、止まってぇーーーー。

そんなあたしの期待もむなしく、引っ越し当日を迎えた。

洗面所で自分のひどい顔を見る。

一睡もできなかった・・・。

クマがすごい。

時計を見ると8時を示していた。

後2時間で吉一光河(勝手に呼び捨て)が来る。

あたしはのろのろと朝ご飯を食べ始めた。

こんなにのろのろした朝を過ごすなんてほんと何年ぶり!?







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