鯖を読んでる転校生=社長!?
「おとぅさん・・・おかぁさん・・・」

あたしはそこで目を覚ました。

頬が少し濡れていた。

あたしの体にはスーツの上着がかけてあった。

誰がかけたんだろ?

「起きたか?」

「吉一光河!!あっじゃなくて、吉一社長」

あたしの体にかけてあったスーツは吉一光河のものだった。

「そんなとこで寝てたら風邪引くだろうが」

「だって気持ちよかったんですから仕方ないじゃないですか!!」

吉一光河はため息をついた。

「次からは寝るならベッドで寝ろ」

あたしはムスッとしてケータイに手を伸ばした。

ケータイが光っている。

佑希だ!!

To:結輪
宿題だよ~泣
From:佑希


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