夢花火





「お願いです。
誰にも心配かけたくないんです」




ズキン、と胸が痛くなる。




一人で抱えてほしくないのに…。





「分かりました」




「…ありがとうございます、先生…」




「それでは、お大事にして下さい」




「…はい」





急いでその場から離れ、自室へ向かった。





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