夢花火

江戸へ





そして、また襖が開いて、島田が入ってくる。


「船が、到着しました」


近藤が頷いた。


「…出発しよう」


そして私達は、荷物を持って、船に乗り込んだ。

山崎も運び、船の中にある布団にまた横にさせる。


「……」


大丈夫だ…。

きっと、大丈夫…。



< 254 / 345 >

この作品をシェア

pagetop