夢花火




どんどん、永倉と原田の後ろ姿が小さくなっていった。

二人を追うように、他にも数名の隊士が出ていく。


そして、重々しい空気が流れた。

どんどん仲間がいなくなっていく。


しかし、土方はもういつもの表情に戻っていた。

今の私には分からなかった。

どうして近藤が、あんな事を言ったのか──。





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