夢花火




「どういう事だ?」


「歴史通りに行けば、土方は蝦夷で…」


言葉にならなくて、それ以上は言えなかった。

土方が、私を抱きしめる。


「……っ」

「安心しろ。俺は、死なない」

「…本当か?」

「あぁ」


土方をしっかりと見つめて頷く。


「分かった。土方を信じる」

「…そうか」



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