星空の下、頬を伝う涙
自分の部屋へ戻ってから、すぐさまベッドへ倒れ込んだ。

さっきの結子との会話が頭の中でぐるぐると回ってる。


そして忘れようとしている龍也さえも頭の中へ入ってきて、出ていってはくれない。


話を聞いただけでこれだ。
もう関係ない人なのに…

私はゆっくりと目を閉じた。

浮かんでくるのは結子の心配そうな顔。
それから…昔の龍也の顔。

消してしまおうと強く目をつぶった。
でも逆効果だった。
今まで必死にしまおうとしていた龍也との過去が、鍵をかけたはずの私の心の箱から一気に溢れ出した。

そして私の頭の中で映像として蘇ってきた。

ひとつも欠けることなく、驚くほど鮮明に。
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