【珍獣使い】の憂鬱
「俺、病気みたい」
夏が終わる頃、俺はとうとうジンちゃんに白状しました。
だって時間が経てば治ると思っていたのに、それは中々治らず、病院に行く勇気もありませんでしたし、かといって放置することも出来なかったので、一番信頼出来るジンちゃんにだけこっそり打ち明けようと思ったのです。
「えっ。なんの病気ですか?」
「わかんない。なんかねえ、ある人を見ると…
いっつも胸がもやもやして、苦しくなったり、食欲がなくなったりすんの。これって病気?」
夏が終わる頃、俺はとうとうジンちゃんに白状しました。
だって時間が経てば治ると思っていたのに、それは中々治らず、病院に行く勇気もありませんでしたし、かといって放置することも出来なかったので、一番信頼出来るジンちゃんにだけこっそり打ち明けようと思ったのです。
「えっ。なんの病気ですか?」
「わかんない。なんかねえ、ある人を見ると…
いっつも胸がもやもやして、苦しくなったり、食欲がなくなったりすんの。これって病気?」