【珍獣使い】の憂鬱
俺は真剣でした。
それはもう不治の病かもしれないとすら思っていましたから。
だけどジンちゃんは、俺の症状を聞いて、ほんの少しだけ寂しそうな顔をしたあと、にっこり笑って言いました。
「ナツさん、それはねえ…
恋の病っていうんですよ。
ナツさん、好きな人が出来たんですか?」
…こい?
こいって、鯉じゃなくて、恋?
そんなバカなことを思いました。
「ちょっと寂しいですけど、ぼく応援しますよ」
それはもう不治の病かもしれないとすら思っていましたから。
だけどジンちゃんは、俺の症状を聞いて、ほんの少しだけ寂しそうな顔をしたあと、にっこり笑って言いました。
「ナツさん、それはねえ…
恋の病っていうんですよ。
ナツさん、好きな人が出来たんですか?」
…こい?
こいって、鯉じゃなくて、恋?
そんなバカなことを思いました。
「ちょっと寂しいですけど、ぼく応援しますよ」