君にすべてを捧げよう
そのまま、男たちは蓮にべったりとくっついてしまい。
絶対に混じって会話したくないような、ディープな話題へどんどんもっていくものだから、あたしはそれ以上何か言うのを諦めた。


「ええ!! 愛水ちろんに会ったんですか!?」

「すげえ! も、もしかして撮影に立ち会ったりとか……?」

「本番ってどういう雰囲気でやってるんですか?」


こそこそ話しているつもりらしいが、声、だだ漏れです。

他にお客さまがいなくて本当によかった。

特に鏑木ベイビーズ。
鏑木さんが楽しそうにAV談義に花を咲かせているなんて知ったら、卒倒する人がでてもおかしくないと思う。


「杯根さん」

「なに、千佳ちゃん?」

「男の人って、ばかですよね……」

「ほんとだね……」


あたしは同じように呆れた視線を投げつける千佳ちゃんと共に、その様子を眺めていたのであった。


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