禍津姫戦記
「まあ、これは鍛錬に出ている男衆や、もっと――下々のものが口にするものですわ。カンナギさまが召し上がるようなものではありません」

「そんなことはない。わたしも小さい頃から好きだった」

 アゲハはびっくりしたように、間近にいる姫夜をしげしげと見つめていた。
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