禍津姫戦記
「やつかれがおすすめいたしたのです。上に立つ者がゆとりをなくしては、いざという時にふんばりがきき申さぬゆえ」

 姫夜はすこし考えていたが、クラトの前にふわりとすわった。

「では戻るまでわたしにもなにか手伝わせてくれ。この羽根を十ずつ束ねればよいのか」

 クラトは手をとめて首を横に振った。
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