禍津姫戦記
「乙女たちにとっても、歌垣は楽しみなものにございましょう。先だっての宴はもてなすことに忙しい男のための宴でございましたゆえ」

「それ、それ。そこなカンナギさまの舞いも見ることがかのうたのは、長のみなさまだけ。この世のものならぬ舞いを見て、われらも寿命をのばしとうござりまする」

 八つ手は目尻を下げて云った。
< 390 / 647 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop