溺愛MOON
かぐやばかりで現世の繋がりを全く忘れていた私に、ある晩、親友の仁美から電話がかかってきた。
ちょうどかぐやの部屋へ行こうと立ち上がったところで、私は部屋の隅にある充電器に繋ぎっぱなしだった携帯に目を遣った。
私は携帯とか、現代の電子機器から完全に離れた生活を送っていた。
そういえばかぐやの部屋にはノートパソコンがあるのに、かぐやもそれを使ってる様子もない。
そんなことを思いながら、久しぶりに親友の声を耳にした。
内容は彼氏ができたという報告で、それにおめでとうと言って、そういえば私はどうなんだろうと思った。
かぐやは彼氏……、とは違う気がする。
だって付き合うどころか、電話番号も名前すらも、知らない。
友達と話して初めてそんなこと疑問に思うなんて、私って本当に馬鹿なのかもしれない。
『香月……。それって騙されてるんじゃないよね?』
心配げな親友の声が私に現実を突きつけて、私は少し落ち込んだ。
ちょうどかぐやの部屋へ行こうと立ち上がったところで、私は部屋の隅にある充電器に繋ぎっぱなしだった携帯に目を遣った。
私は携帯とか、現代の電子機器から完全に離れた生活を送っていた。
そういえばかぐやの部屋にはノートパソコンがあるのに、かぐやもそれを使ってる様子もない。
そんなことを思いながら、久しぶりに親友の声を耳にした。
内容は彼氏ができたという報告で、それにおめでとうと言って、そういえば私はどうなんだろうと思った。
かぐやは彼氏……、とは違う気がする。
だって付き合うどころか、電話番号も名前すらも、知らない。
友達と話して初めてそんなこと疑問に思うなんて、私って本当に馬鹿なのかもしれない。
『香月……。それって騙されてるんじゃないよね?』
心配げな親友の声が私に現実を突きつけて、私は少し落ち込んだ。