あたしの恋
『ピーンポーン』

翼の家から咲羅の家までそう遠くはなかった。


インターホンを押して咲羅を待つ。

「ちえ?」

「咲羅…」


なんで急に…
という顔をしてる。


「あがっていい?」

「入りな。」



快く家へあげてくれた。


「あたしの部屋に行ってて、あたしお茶入れてくるから」

「うん」


優しいな。
咲羅。

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