ソラナミダ
ちらりと右隣りの部屋を見て、
けれど物思いにふける時間すらなくて……
これでもか、というくらい必死に自転車を漕いで……
…結果、
肩で息をしながら……、ようやく、会社へとたどり着いた。
「……申し訳ありません!!」
勢いよく頭を下げる私に、周囲の視線が集まるのを…感じた。
けれど顔を上げることなく……
ひたすら、謝り続ける。
「…どんな理由があろうと、遅刻は遅刻だ。言い訳は聞かない。」
普段より、険しい顔をした木村さんが……
感情を無にしたような、抑揚ない言葉で……
吐き捨てる。
「……申し訳ありませんでした。」
最低だ。
一番怠ってはならない「仕事」を…
蔑ろにしてしまった。
電話の一本も入れず、これまで…勤務態度がいかになあなあになっていたかが……
浮き彫りになってしまった。
仕事と恋の両立……?
どっちもできてやしないじゃない。
恋にうつつぬかして、
大した気をして……。
私は……、
馬鹿だ。
大馬鹿だ。
肩を落とし……自分のデスクに座る。
余計なことは……
考えては駄目だ。
今は、とにかく集中!!
そう意気込んで、早速仕事に取り掛かろうとした
、
その時………。
奥で宣伝部の社員と話をしている博信と……
バッチリ目が合った。
こういう時……。
彼は真っ先に来るであろうことは、予測できた。
部下のフォローは忘れない。
博信は……、そういう人だ。
なのに。
彼はフイッと目を逸らして……
そのまま、何事もなかったかのように…
その場を離れて行った。
「…………?」
昨日の今日で……
合わす顔なんてないとは…思っていたけれど。
いざそれが現実のものになると……
大きな違和感さえ感じた。
いつもの博信では……
ない。
それだけで……
やましい気持ちがまるでばれてしまっているようで………
胸が…苦しくなった。
けれど物思いにふける時間すらなくて……
これでもか、というくらい必死に自転車を漕いで……
…結果、
肩で息をしながら……、ようやく、会社へとたどり着いた。
「……申し訳ありません!!」
勢いよく頭を下げる私に、周囲の視線が集まるのを…感じた。
けれど顔を上げることなく……
ひたすら、謝り続ける。
「…どんな理由があろうと、遅刻は遅刻だ。言い訳は聞かない。」
普段より、険しい顔をした木村さんが……
感情を無にしたような、抑揚ない言葉で……
吐き捨てる。
「……申し訳ありませんでした。」
最低だ。
一番怠ってはならない「仕事」を…
蔑ろにしてしまった。
電話の一本も入れず、これまで…勤務態度がいかになあなあになっていたかが……
浮き彫りになってしまった。
仕事と恋の両立……?
どっちもできてやしないじゃない。
恋にうつつぬかして、
大した気をして……。
私は……、
馬鹿だ。
大馬鹿だ。
肩を落とし……自分のデスクに座る。
余計なことは……
考えては駄目だ。
今は、とにかく集中!!
そう意気込んで、早速仕事に取り掛かろうとした
、
その時………。
奥で宣伝部の社員と話をしている博信と……
バッチリ目が合った。
こういう時……。
彼は真っ先に来るであろうことは、予測できた。
部下のフォローは忘れない。
博信は……、そういう人だ。
なのに。
彼はフイッと目を逸らして……
そのまま、何事もなかったかのように…
その場を離れて行った。
「…………?」
昨日の今日で……
合わす顔なんてないとは…思っていたけれど。
いざそれが現実のものになると……
大きな違和感さえ感じた。
いつもの博信では……
ない。
それだけで……
やましい気持ちがまるでばれてしまっているようで………
胸が…苦しくなった。