クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
――――ピーッ
「試合終了!2年B組の勝ち!」
『ヤッターーーッ!!』
勝った勝った!ヨッシャーッ!!
美喜ちゃんと抱き合いながら喜ぶ。あと一回勝てば決勝じゃん!
「松川くんってバスケ上手いんだね~」
「ほんと、意外な才能ね」
美喜ちゃんと話してたら、水分補給してる松川くんがくしゃみした。
面白い~。
「次は2年E組と1年C組の試合です。両チームはコートへ…」
……あっ。2年E組…って、山田くんのクラスだ。
コートに自然と目が行く。案の定、そこにはゼッケンを着た山田くんがいた。
山田くん……敵チームだけど、応援してもいいかなぁ…?
……と、その時。
「……!」
うわわっ。目合っちゃった!
ドキッとして慌てて目を反らす。
……ってこれじゃ無視してる時と変わらないじゃん!あたしのバカ~!