夏に、恋をした。


髪をすきながら、桜田は囁く。

桜田の声は低くて、聞くたびにドキドキする。




「だけど、杉宮のしたくないことはしない」




優しすぎる桜田。

あたしだって同じ気持ちなのに。


「…あたしは、桜田のしたいことならする」


そう言うと、桜田は嬉しそうに目を細めた。


「だったら、どうする…?」


甘い囁き。

あたしは頷くことしかできない。


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