神様修行はじめます!
「説明から何から、全て我らに丸投げして逝ったのであろう」

「本当にナオは、どうして・・・」


おばあ様は心底困惑した顔で、頬に手を当て考え込む。

あたしをチラリと見て深い溜め息をついた。


「いかにもあの男らしい。昔もよく、やっかい事を持ち込まれていたではないか」

「私達はいつも巻き込まれていましたねぇ」


「年をとってもあの性格は治らなんだか」

「まさか今頃になって、またやっかい事とは」


「ナオの最期の置き土産じゃの」

「本当に本当に困ったものです」


・・・・・。


じー様って、いったい・・・。
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