神様修行はじめます!
「招かれしモノ、極細の糸を身にまとう。我の思いそのままに」


白い円の中に、不可思議な模様がビッチリと浮かび上がる。

そしてますます白い光が強くなっていく。


「糸と想い、哀しくも無情。逆らうは・・・」


――カアアァァァっっ!!――


まぶしくて見ていられないほど、光が最大に強くなった。


「それ、許されぬ破滅なり」

カッと、閉じられていた彼の両目が開かれた。



ずずずずうぅぅ・・・



不思議な振動と共に円の中心部から・・・

なにかが、床から生まれてきていた。

あれは・・・


あれは、ツノ?


ふたつのツノのついた頭が、ゆっくりと白く光る床から生まれてきた。
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