GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
俺は19歳でこの歌舞伎町にやって来て、ホストクラブで働き始めた。



そして、女にまやかしの夜を与えて金を貢がせ、ホストの頂点・NO1となった男。



世に言う成功者であり、今も親父の庇護の元…歌舞伎町で実業家として活躍している。



彰の用件はoo地区の土地買収の話しだった。



ーーー提示した額ではダメだと・・・



「舐めた住民だな…良心的にこっちはそれなりの金を用意してるのに…


ーーーどうします??尭耶さん?


「…燃やせ…木造2階建てのボロアパートだ…さぞかし燃えるだろうな…」


ーーーそれは・・・



「出来ないなら…光に頼むけど…」


ーーーわかりました。



「頼んだぞ…早木本組の若頭…上手くこっちには火の粉飛ばないようにな」
< 12 / 264 >

この作品をシェア

pagetop