GOLDMOON~美しき獣の赤い糸の花嫁~
「同じ…獣神に出会えるとは、面白いっ…」
銀が不気味な微笑を浮かべて、左手に大太刀を手にした。
「!!?」
二人は私の目には追えない速さで動き始める。
人ではジャンプできない高さまで空中に舞い上がり、刃を交える。
激しくぶつかる金属音。
私は壊れた祭壇の下に蹲り、二人の戦いの終結を待つ。
「ここに居ては危ない…逃げるんだ!」
優しく響く男性の声。
白い詰襟に襟元と開閉部分は深紅の縁取りが施されたスーツが視界に入ってきた。
私は声の主の顔を見ないまま、そのまま抱き締められて、教会を脱出。
次の瞬間、教会は轟音と共に崩落した。
銀が不気味な微笑を浮かべて、左手に大太刀を手にした。
「!!?」
二人は私の目には追えない速さで動き始める。
人ではジャンプできない高さまで空中に舞い上がり、刃を交える。
激しくぶつかる金属音。
私は壊れた祭壇の下に蹲り、二人の戦いの終結を待つ。
「ここに居ては危ない…逃げるんだ!」
優しく響く男性の声。
白い詰襟に襟元と開閉部分は深紅の縁取りが施されたスーツが視界に入ってきた。
私は声の主の顔を見ないまま、そのまま抱き締められて、教会を脱出。
次の瞬間、教会は轟音と共に崩落した。