横で眠る「あなた」【未完】
第62章
入試の結果は、合格だった。
理先輩と話す必要が出て来た。

理先輩は、「おめでとう」とは言ってくれたけど、複雑そうな顔をしていた。

そして、「アメリカには、やっぱり行けないんだよな?」と言った。
私は、「日本にいます。 次に、理先輩に会えた時に、輝いていられるように頑張ります。」と言った。

「わかった。とっても、残念だけど、仕方ない。」と理先輩は言った。

そして、私の入学式を見届けて、アメリカに旅立つと言った。

私も、新しい旅立ちを理先輩に見て欲しかった。

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