獣は禁断の果実を蝕むのか。

なに?


何なの?


いきなりこんなの…


いきなり押し倒されて、胸をつかまれて。


普通ならセクハラって部類だよね?


でも、そんなことを言える立場じゃない。


罪悪感と急激な出来事に。


頭は混乱するばかり。


「たったひとつの条件を飲めば、クビどころか横領した1800万をチャラにしてやる。」


柔らかかった口調が、急に冷たく棘を放つ。


「どういうことですか!?」


常務と…


そういうことを…


するってこと?


それは。

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