獣は禁断の果実を蝕むのか。

「九重部長?」


眉をゆがめながら、乗せられた腕を見た。


「今日は、そういう日ってことで。」


今日の私には、拒否権はない。


今日中に、何としてもデジウェアのことを聞き出さないと。


だから、何も答えず九重部長に連れられるまま。


フレンチのお店に連れてこられて。


個室に案内された。


「ここは…」


ゆっくりと個室の中を見回した。

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