獣は禁断の果実を蝕むのか。

「本当です。専務から聞きましたから。」


その言葉を聞いた瞬間。


ガックリと肩を落としながらうつむいた。


そして


「あははっはっはははっはは!!」


急に大きな笑い声を上げて、顔を上げた。


「ど…どうしたんですか?」


驚きのあまり、ソファの背もたれに思わず倒れてしまった。


「ああ…もう、バカバカしい!!今日は、付き合ってもらうわ!!」


そう言いながら、ニッコリと笑って立ち上がった。


冷蔵庫の中から、ビールを2つ取り出して、私の目の前に置いた。


「え!?…あの?」


テーブルの上に置かれたビールと、大きなため息をつく皆瀬さんの顔を見比べながら戸惑った。


何?


一体、どうしちゃったの?

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