獣は禁断の果実を蝕むのか。
「なかなか辞めないし、じゃあ、小松に手に入れてもらって、私が入手したことにすればいいかな?って、思ったから。お弁当は、一発だと思ったんだけど。」
ハア…っと、ため息をついた。
ため息をつきたいのは私。
まさか、味方だと思っていた皆瀬さんが、そんなことをしていたのにビックリ。
でも、私が皆瀬さんの立場だったら、きっと、同じことをしていたと思う。
だから。
ゆっくりと口を開いて
「逆転、あるかもしれません!!」
グッと唇を噛みしめた。
「逆転?」
不思議そうに、皆瀬さんが小さく首を横に傾けた。
バックから取り出したカードキー。
スッと、テーブルの上に置いた。