獣は禁断の果実を蝕むのか。

「試していらなければ、捨てるまで。」


急に冷たくなった言葉に、ゾクリと背筋に悪寒が走った。


私、何か期待でもしていた?


ほんの少し、心の奥の何かが痛んだ。


でも、それは一瞬で。


すぐに頭の中に浮かんだのは、ここで拒否して嫌われても。


そういうことしちゃって、つまらないと思われても。


どっちにしろ、気に入らなければ捨てられるってこと?


捨てられたら、この会社にはいられない。


それは…

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