結婚できるの?
亜里沙は胸の痛みを和らげるように、カフェオレを口にした。

陽太が亜里沙を見つめて、切なげな声を出す。


「亜里沙に応援してもらってた頃は良かったよ」

「…………」


亜里沙は黙って視線を落とした。


「俺、亜里沙に凄く支えられてたんだね」

「今さら、そんなこと言われたって……」


俯いたまま言い返す亜里沙。

陽太の目を見るのが辛くて、顔を上げられない。
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