史上最悪!?な常務と
「ごめんなさい…」
咄嗟についた嘘に後悔しているのだろうか、
その小さな女の子は俯きながら謝る。
それまで彼女をからかっていた男の子達は
なにもなかったようにふざけあいながら走り去って行った。
「…自分を守るためにつく嘘も必要だよ」
「嘘はダメだもん!
大きいお姉ちゃんが言ってるもん!」
何気ない言葉に彼女は顔をあげて怒ったように言った。
嘘はダメ、か。
いかにも桃山アヤが言いそうなことだな。
そう思ったら自然と笑みがこぼれた。