史上最悪!?な常務と
差し出した手から書類を受け取り、
印鑑を押して返す。
そのとき、
アタシの書類を持つ手と彼の書類を持つ手が触れた。
「あっ、すみません」
慌てて書類を受け取ってそのまま引き返そうと回れ右。
「…レナちゃんだっけ?
妹さんが来た」
え?
レナが?
常務のところへ?
思わず振り返った。
「どうして…?」
「彼女が小切手を持って昨夜、
来たんだ」
あの子…、
如月さんのところじゃなくて常務のところに行ったの?