史上最悪!?な常務と

ああ、そうだ。


みんなにはもうそろそろ言っておかないと

黙って辞めるわけにもいかないもの。



「最近、元気ないわね?
桃山さん?」


墨染さんがアタシのデスクをキレイにネイルされた指先でトントンと叩く。


「え?そう…ですか?
そんなことないですよ?」


さっきまで辞めること言わないとって思ってたのに。

どうしてだか絡まれると面倒になってくる。


「やっぱり?
常務がいないから?」


ぎく。

「あはは、ほら、手が止まった。
当たった!
桃山さん、
秘書のくせしてわかりやすいー」


そう言って墨染さんは手を叩いて喜ぶ。


はあ、面倒くさい。


向島さんは今どっか行っていないみたいだけど、
島津さんもいるし…、

先にこのふたりには伝えておこうか。


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