ふたつの背中を抱きしめた



『 招待状、届きました。


今日、仕事が終わったら伺います。


美味しいトマトを食べさせて下さい。』



私はロッカー室を出る前にメールを送った。



カバンに大切にしまった柊くんからの招待状はきっと



贖罪の道を外れ


もっともっと深い所へ堕ちて行く


果ての無い罪への招待状。


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