ふたつの背中を抱きしめた





そして。



世界の終わりを見るような


そんな顔をして


綜司さんは、呟いた。





---真陽も僕を見捨てるの?---





と。




綜司さんが、

壊れた瞬間だった。





< 205 / 324 >

この作品をシェア

pagetop