ふたつの背中を抱きしめた



誰かが廊下を通る音に我に返り慌てて自分の席に戻った。



(何してんだ俺…馬鹿みてえ)


我ながら気持ち悪い事をしてると云う自己嫌悪と罪悪感、

そして隠し様の無い胸の高鳴りに、俺は一人で顔を赤らめた。





その日の夜は

もどかしすぎる切なさと妙な高揚感で、なかなか寝付けなかったのを覚えている。




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