失恋はっぴーえんど


「...よく、俺のこと
 見えたね。」


沈黙が辛くて、
割とどうでもいいことを投げかける。



「..あぁ、
 月明かりで照らされてて。

 なんかね、拓斗が
 月みたいだった。」


そう言って、お茶を飲む。

月明かりで照らされて、
はっきりと見える。


何でお茶でそんなに
嬉しそうなんだよ。
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