ようこそ片思い恋愛相談所へ!
mission4

それぞれの困惑

久しぶりに高砂さんが来ていた

相変わらずのサイボーグっぷりに少し安心する

「お母さん、お元気ですか?」

あの嵐の様な存在が懐かしく聞いてみた

「その節はありがとうございました。お陰であれから見合い話は言わなくなりましたが…
早く嘘から出た真実にしろとしつこく言われます」

と少し表情を緩める高砂さん

「ウソカラデタマコト…?ああ、そういうことかぁ。お母さんらしいですね」

「そうですね。実に母らしい。あなたには話していたらしいですね?あの時、母が全て見抜いていた事を」

「はい…黙っていてすいませんでした」

「一層、母の言う通り嘘を真実に変えてみますか?」

「えっ!?」


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