アイリス~不良学園のボス~
拭き終わった先輩は立ち上がると、水を入れてくれた。




「ありがとうございます、先輩」


「ああ」




先輩は私の手を引っ張りながらカウンターを出て椅子に座らせる。



それも先輩の隣に。



今までは店長がまん中に座っていたのに、今日は私がまん中。



店長はしばらく黙って私たちを見ていたらしいけど、私は先輩しか見えていなかった。





「お前らどういうことだ?」





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