恋が生まれる瞬間
「いや、俺は何の足しにもなってないから」

「そんなことない!!!」



思わず顔を上げて、鳴瀬君を見ると「お前はまた…」と再び顔を下に向けられる。





「あのさ、お前がこれから1年どんな気持ちで過ごすのか、俺には全然分かんないんだけど――」



「うん」





そこまで言って、鳴瀬君はフーッと大きく息を吐いた。



「お前のそばで、応援したいんだけど。いい?」




――えっ?応援?




私を応援ってどういうこと?

私の気持ちに答えられないってことなの?

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