恋が生まれる瞬間
鳴瀬君は「久しぶりにお前の走り見れて良かった」と言って、グランドへ走って行った



残された私は、手の中にある水滴のついたミルクティに視線を移す。



「……」



ミルクティ好きなの知ってたの?
久しぶりに私の走る姿って…?



ストローを刺してチューっと一気に飲む。


確かに甘い。

けど…おいしい。




その場で、ミルクティを全部飲んでから校門へ向かった。
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