怪異彼女のつきあいかた。
三神するながいきなり僕に自分が吸血鬼だと言ってきた。

そしてその場で山野を消した。

あほか。

きっと悪い夢をみてるんだな。

あれだ!きっと三神するなが山野と手を組んだんだ!

僕を驚かせようと!



僕は学校の校門をくぐり抜け、途方に歩いた。

夕方だったのがいつの間にか夜だ。

「あー、もう暗い。」

家に帰るとうるさいツンデレ妹が待ってる。

ぶっちゃけ妹は可愛いけど、

ケンカっぱやいし、性格悪い。


あたりを見渡すと、人一人、歩いてなかった。

「うわ。こわ。」

本当に怖かった。まじ怖かった。

ここら辺の道は、街頭が全くなかった。

しかも、ひゅーひゅーとあからさまに不気味な風音が吹いている。

僕は少しチキンなところがあるので走って近くにあったコンビニに入った。

そういえば今日はジャンプの発売日だ。

立ち読みでもして行こう。

丁度いい丁度いい。

人も少ないし、いい感じだ。

ってあれ?

ジャンプが置いてない。

僕は近くにいた店員さんに話しかけた。

「あの…ジャンプって置いてないんですか?」

「あ、すみません。もう、完売してしまって。」


最近の読者はみんなジャンプを買うのか…。

覚えておこう。

あー…ジャンプないなら暇だなぁ。

近くのスーパーで…ってちょっと怖いから行くのやめておこう。

ほんと、僕ってチキン。

もう、いいや。

今日は家に早く帰ろう。

帰り道怖いけど。

怖いけど!

二回言った。
< 5 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop