怪異彼女のつきあいかた。
でも、本当にやばい。

怖い…というか、これ…ほんとに今さっきまで夕方だったの?

暗くて怖いというか、

とても不気味だ。

なるべく早く帰らなくては…。


僕の家に行くまでには、さっきの道を通らなければならない。

街頭が全くない。

全くないと言っても、少しはあるが、

そんな道を通らなければならない。

妹は怖いもの知らずなので、妹に迎えに来てもらうという手もあるんだが、

あとで絶対ネタにされるから止めておく。

いくらチキンでも、プライドはちゃんとあった。


暗くて怖い。

ほんと…不気味だ。

そういえば、エロは怖さに勝ると聞いたことがある。

エロいことを考えるんだ!

エロいことを考えるんだ!

エロいことを考えるんだ!

エロいことを考えるんだ!

エロいことを考えるんだ!

エロいことを考えるんだ!



…ダメだ。


いつもならバリバリいけるのに、今日はなんだかダメみたい。

いつもなら可愛い女の子のピチピチの裸が頭の中に浮かぶのに、

今日は山野の裸しか浮かんでこない。


気持ち悪。


逆の意味で怖い。



しばらく歩いた。

が、どこ?


どうやら僕は迷ってしまった。

最悪だ。
< 6 / 26 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop