【続】私は彼氏がキライです!?
就業時間を迎えた女子更衣室は、正に戦場。
5つしかない洗面台を取り合って、気合いの入ったメイク直し。
いろんな香りと、浮かれた空気が充満している。
「みんな必死だなぁ」
心結の言葉に頷く私と、
「ねぇ空いてるコンセント探して!」
ヘアアイロン片手にここにも必死な女子が1名。
愛美と心結は今夜、クリスマスのクラブイベントに出かけるらしい。
彼氏がいても、いなくても、今日はみんなにとって特別な夜なんだ。
「コナンは1回お家帰るんだっけ?」
「あっ、うん」
もともと約束の時間が遅かったから1度家に帰って用意をして出かける予定だった。
でも、もうレストランもキャンセルしちゃったし、今夜会えるのかすら分からない。
二人に余計な気を使わせたくなくて、私は黙っていた。
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