【続】私は彼氏がキライです!?
私の訂正にも、お母さんは柔らかく笑った。
「お父さん?」
さっきまでの賑やかさが嘘のように、静寂に包まれる。
しばらくの沈黙の後、お父さんは静かに口を開いた。
「コナミは・・・アツくんと生きていきなさい」
言葉足らずなお父さんのそのひとことが、耳よりさきに心に届く。
いつもなら、都合良く受け止めてしまっているんじゃないかって、まず疑って戸惑っていたと思う。
だけど今日は・・・その言葉の意味を素直に受け止めていた。
「お父さん・・・ありがとう」
なんで?どうして?
聞きたい気持ちはたくさんあったけど、まずは感謝を伝えたい。
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