【続】私は彼氏がキライです!?



食後のホットコーヒーを飲むアツと、冷たいミルクティーを飲む私。



お昼休憩のこの時間、お店の中は若いOLさんがほとんどを占めていた。



その中には私と同じ制服を着た人も何人かいる。



「コナミ前髪切った?」



「あっ気付いた??可愛い?」



私の質問に答える事なく窓の外に向けられた視線。



その横顔は相変わらずきれいで見とれてしまう。



さっきからチラチラ感じる周りの視線に少しの優越感と、少しの嫉妬。



制服を脱いで、スーツを着る様になったアツはきっと前よりモテるんだろうな・・・



ブーブーとテーブルに置かれたアツの携帯が振動する。



「はい、分かりました。すぐ戻ります」



まだ半分くらい残ったコーヒーをグイッと一気に飲み干すアツ。



「俺もう行くから。残りも頑張れよ」



ポンと私の頭を叩いて席を立った。




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