魔法つかいになって憧れのアイドルと××
「後悔か……。この男は通常の人間の、何倍もの活力がある。

我らダークネスが長期に渡って棲みついていても、この通り…数年もった。食い尽くすには、実に惜しい……」


「だったら早くハヤトの体から出ていきなさい!!」


「せっかく古い入れ物を捨て、この男と巡り合ったというのに……」


古い入れ物…?


ダークネスは、住処を変えて生き続けているということなの……?


あたしが首を傾げていると、ダークネスが高らかに笑いだした。








「ハッハッハ。元々の入れ物は、あまりに脆くてな……。他の良い入れ物を探していたところに、コイツが現れたのだ。

まさか、元の入れ物のことをここまで引きずって……負の感情がここまで大きくなるとは、想像もしていなかったぞ」


「……え……それは、どういう意味?」






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