魔法つかいになって憧れのアイドルと××
「や……ウソッ!!」


タンバリンはダークネスを貫通し、床の上でコロコロと音を立てて回っている。



なんでーっ!?


テレビのミラクル戦士は、伸びるスティックを敵に向けてビームを出すだけで、悪いヤツらをやっつけるんだよ?










「早く……うまそうな体を、わたしによこせ……」


ダークネスが、床をズリズリと這ってくる。


「イヤーーーーっ!!!」


あたしはダークネスに捕まらないように、部屋の隅を走って逃げる。


ハヤトの部屋が広いのが幸いして、探せば逃げ場はなんとかある。



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