ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
そんな五十嵐くんの態度に、少しだけホッとして……。
今度は、少し大きな声を出した。
「でも、あたしは好き」
「……は?」
キョトンと、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をする五十嵐くん。
こんな顔をするってことは……。
あたしの声、五十嵐くんに届いたんだ。
そう思ったらうれしくて。
今度は、さっきよりも、もっと大きな声を出した。
今度は、少し大きな声を出した。
「でも、あたしは好き」
「……は?」
キョトンと、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をする五十嵐くん。
こんな顔をするってことは……。
あたしの声、五十嵐くんに届いたんだ。
そう思ったらうれしくて。
今度は、さっきよりも、もっと大きな声を出した。