白球の彼方~君に託した夢~
阿南はオバチャンに話す。
竜「ねぇ君。君ってセカンド志望?」
毎度竜稀の爽やかsmileが炸裂する。
「勿論!セカンドしかしたことないよ」
竜「名前は?」
「阿南雄一(アナミ ユウイチ)!」
竜「二遊間コンビとしてよろしく」
またまた竜稀の笑顔炸裂。
「今の所ライバルはいないっぽいな」
『ピッチャー志望なんて沢山いるだろ、多分。』
いつもうるさい海斗だけど、
野球してる所は見てみたい。
「おい一年坊主!ダラダラ飯食ってないで早く学校行け!」
食堂に顔を出したのは三年副部長、東哲也(ヒガシテツヤ)先輩。
今年のエース。
海「東先輩より岡部先輩のほうがいいよなー」
海斗が言った岡部先輩は野球部部長、岡部修一(オカベシュウイチ)。
ポジションはサード。
『でも先輩の言った通り早く学校行こうぜ』
「へいへい」
海斗はけだるそうに返事をする。